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ヴィンテージワインの楽しみ方

1. 抜栓する3日前には、立てておく

配送されてすぐのワインはオリ(沈殿物)が舞っていますし、セラーなどで横にして寝かせておいたワインでも、立てるとオリが沈むのに時間がかかります。やむを得ず配送後すぐ開ける場合でも最低1時間は立てておいてください。

2. カビや液漏れを発見したり、コルクが折れても気にしない

キャップシールを切ってカビが生えているのは、ヴィンテージワインにはよくあることです。キレイに拭けば問題ありません。カビや液漏れはワインの品質にはほとんど影響しません。コルクを抜くときはスクリューの長いものを使ってください。コルクは柔らかく、そしてもろくなっているので、慎重にしていてもよく折れます。折れてもまた差し込んでみて、それでも取れない場合は押し込んでかまいません。フィルターを通して注ぐか、スプーンでコルク片を取り除いてください。こうなっても恥じることはありません。プロでもよくあることです。

3. 抜栓してから時間をかけてゆっくりと

抜栓してすぐのワインは、渋みが目立つものです。しかしワインは時間とともに香りが立ち、果実味が出て、渋みとのバランスがよくなります。長年酸素に触れなかったワインには、たくさんの酸素との接触が必要です。酸素と交わることで起きる味の変化こそヴィンテージワインの醍醐味のひとつです。一番おいしい状態までゆっくりと楽しみましょう。ワインにもよりますが、前日に抜栓しておくといざ飲むときに既に開いているので、一番おいしい状態に近いです。